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日常の輪郭

酒鬱という輪郭

お酒を飲んだあとの虚しさに名前をつけるなら、「酒鬱」だった。飲みすぎる自分と、そこにある感情を言葉にしてみた記録。お酒を飲んだあとの沈んだ気持ち。それに名前がついたとき、少しだけ呼吸ができるような気がした──「酒鬱」という言葉の救いについて。
残響室

台北駅、最終列車

台北駅、中壢駅近くのホテルに帰る最終列車。悠遊カード(ゆーゆーカード)の残高がゼロで困っていたら、改札のおじさんが「いいよ」と通してくれた。その一言が、旅の記憶になった。「大丈夫、そのまま乗っていいよ」──そのやさしさは今も響いている。その一言が、旅の記憶になった
残響室

わかりもしないで言うな

子どものことを知らずに進路を決めようとする親。それを批判しながら、かつての自分も同じだったと気づく、小さな自省の記録。
日常の輪郭

暗闇にすぐ慣れてしまうということ

ダイアログ・イン・ザ・ダークで気づいたのは、暗闇への恐れではなく、自分の“慣れぐせ”。暗闇だけではない、色々なことにすみやかに順応し、すぐに飽きる感覚についての記録。
ぽつり

大阪には帰れなかった

楽しかった記憶のある場所で働くことができなかった。壊したくない過去と、何もない土地で始めるという選択について。
ぽつり

まやかしの時間

いつも、深く飲んでしまった次の日は自己嫌悪に陥る。分かっているのに、また繰り返してしまう。酒なんて、やめてしまえたらいいのに。まやかしの時間なんて、つまらないとわかっているのに。飲んでるときは、何かから逃げられている気がして、翌朝になると、...
日常の輪郭

「人に任せてはいけません」の本当の意味

「人に任せてはいけません」という言葉の裏にある、“ちゃんと任せるために知っておく”という感覚について思い返してみた記録。「任せる」とは、理解していることだけができること。仕事を通じて身につけた感覚と、それを手放した今でも残る教訓について。
日常の輪郭

このブログの歩き方

言葉の残響、日々の気配、拾ったことば。voidbox.jp の世界観と、3つのカテゴリ(残響室・日常の輪郭・拾いもの)についてご案内します。 voidbox は、特定のテーマや目的を持たない箱ですが、中に入っているものには、いくつかの種類があります。それぞれの入り口を簡単にご紹介します。
ぽつり

今日は晴れている

今日は晴れている。雲が少なくて、光が静かに差してる。誰かに伝えたいようなこともないし、何かが劇的に変わったわけでもないけど、晴れてるってだけで、なんとなく少し安心する。たぶん、昨日よりも少しだけ元気。でも、それを言葉にするのも面倒で、「まあ...
ぽつり

わからない

手帳のはしっこに、「わからない」ってだけ書いてあった。日付もない。文もつながってない。ただその5文字だけが、ぽつんとあった。なんのことだったんだろう。何がわからなかったんだろう。どうして、それを書き残したんだろう。今の自分がそれを見て、ちょ...