手帳のはしっこに、
「わからない」ってだけ書いてあった。
日付もない。文もつながってない。
ただその5文字だけが、ぽつんとあった。
なんのことだったんだろう。
何がわからなかったんだろう。
どうして、それを書き残したんだろう。
今の自分がそれを見て、
ちょっとだけ胸がざわっとした。
たぶん、そのときの自分と
今の自分は、同じような場所にいるのかもしれない。
わからない、って書いてあるのに、
なんで書いたのかもわからない。
でも、わからないまま残ってるってことは、
たぶん、それでもよかったんだと思う。
そう思うことにした。

