日常の輪郭 酒鬱という輪郭 お酒を飲んだあとの虚しさに名前をつけるなら、「酒鬱」だった。飲みすぎる自分と、そこにある感情を言葉にしてみた記録。お酒を飲んだあとの沈んだ気持ち。それに名前がついたとき、少しだけ呼吸ができるような気がした──「酒鬱」という言葉の救いについて。 日常の輪郭
残響室 台北駅、最終列車 台北駅、中壢駅近くのホテルに帰る最終列車。悠遊カード(ゆーゆーカード)の残高がゼロで困っていたら、改札のおじさんが「いいよ」と通してくれた。その一言が、旅の記憶になった。「大丈夫、そのまま乗っていいよ」──そのやさしさは今も響いている。その一言が、旅の記憶になった 残響室
日常の輪郭 暗闇にすぐ慣れてしまうということ ダイアログ・イン・ザ・ダークで気づいたのは、暗闇への恐れではなく、自分の“慣れぐせ”。暗闇だけではない、色々なことにすみやかに順応し、すぐに飽きる感覚についての記録。 日常の輪郭
ぽつり まやかしの時間 いつも、深く飲んでしまった次の日は自己嫌悪に陥る。分かっているのに、また繰り返してしまう。酒なんて、やめてしまえたらいいのに。まやかしの時間なんて、つまらないとわかっているのに。飲んでるときは、何かから逃げられている気がして、翌朝になると、... ぽつり
ぽつり 今日は晴れている 今日は晴れている。雲が少なくて、光が静かに差してる。誰かに伝えたいようなこともないし、何かが劇的に変わったわけでもないけど、晴れてるってだけで、なんとなく少し安心する。たぶん、昨日よりも少しだけ元気。でも、それを言葉にするのも面倒で、「まあ... ぽつり
ぽつり わからない 手帳のはしっこに、「わからない」ってだけ書いてあった。日付もない。文もつながってない。ただその5文字だけが、ぽつんとあった。なんのことだったんだろう。何がわからなかったんだろう。どうして、それを書き残したんだろう。今の自分がそれを見て、ちょ... ぽつり