ぽつり

これは誰が書いたんだっけ

ノートの端っこに、「いつも正解を言う必要はない」って書いてあった。字の感じとか、ボールペンの色とか、たぶん自分が書いたんだと思う。だけど、そのとき何を思って書いたのかはもう覚えてない。その言葉に、自分が励まされたような、ちょっと責められたよ...
ぽつり

『まあいっか』で片づけた感情の山

「まあいっか」って言葉、いろんな場面で使ってきた気がする。誰かにイラッとしたときとか、ちょっと悲しかったときとか、説明するのがめんどうなときとか。口に出すと、なんかちょっと大人っぽくて、自分で折り合いつけられる人っぽく見えるけど、ほんとはた...
ぽつり

誰にも話さない話の居場所

誰にも話さない話がある。話せないというより、話す必要がないというか、そもそも言葉にするのがめんどくさい、みたいな話。自分の中だけでなんとなくまとまってて、でも、まとまってるからこそ崩したくないような気持ち。そういうのを、どこに置いたらいいん...
日常の輪郭

この箱をつくった理由

voidboxは、名前のない感情やまとまりきらない思考をそっと置いておくための箱。なぜこの箱をつくったのか、その理由について。この箱に入っているもの。「残響室」は、過去の記憶に残った言葉を聴きなおす場所。「日常の輪郭」は、日々のなかでふと立ち上がる感情や気配を記録する場所。「拾いもの」は、本や人のことばから始まる思考のかけら。